続落、OPECプラスは減産規模の拡大を見送り=NY原油概況
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=55.09(-0.66 -1.18%)
ニューヨーク原油は続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.66~0.62ドル安。その他の限月は0.58~0.14ドル安。
サウジアラビアやロシアを中心とした共同閣僚監視委員会(JMMC)で、減産規模の強化が見送られたことが嫌気された。サウジの新エネルギー相は追加減産について12月の会合で協議すると語った。
トランプ米政権が中国に暫定的な貿易合意を提案することを協議したと関係筋の話として伝わった一方で、ホワイトハウス高官が暫定合意案を検討していないと語ったと報道されており、米中通商協議に関する報道は協議の前進を疑問視させた。
時間外取引で10月限は56.34ドルまで上昇する場面はあったが、買いは続かずマイナス転換した。通常取引序盤には54.00ドルまで一段安となった。ただ、その後は買い戻しが優勢となり、下げ幅を削った。
minkabu PRESS編集部
執筆者 : MINKABU PRESS
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