カナダ中銀は利下げは必要ないとの指摘も=NY為替
カナダドルは先ほどから上げが一服しているものの、本日の高値圏での推移が続いている。今週は原油が利益確定売りに押されていることもあって、カナダドルは戻り売りが優勢となっていたが、上値追いは続いている。
きょうは6月のカナダの消費者物価指数(CPI)が発表になっていたが、ガソリン価格が8%下落したこともあって、総合指数は低下していたものの、食品・エネルギーを除いたコア指数は概ねカナダ中銀の目標付近で推移している。きょうのCPIを受けて一部からは、各国中銀が追加緩和に舵をきる中で、カナダ中銀は利下げは必要ないとの指摘も聞かれた。
また、きょうはフィッチがカナダの格付けを公表していたが、「AAA」を維持し、見通しは「安定的」としていた。
USD/CAD 1.3044 CAD/JPY 82.87
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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