ユーロドル、1.15ドル達成前に1.14ドルからの下放れはないとの見方も=NY為替
ユーロドルは日本時間0時のロンドンフィキシングにかけて買いが入っており、1.1385ドル近辺まで上昇している。特段の買い材料は見当たらない。
前日はハト派の急先鋒のブラード・セントルイス連銀総裁の7月FOMCでの0.5%利下げに対する否定的な見解やパウエルFRB議長の特定の指標に過剰反応すべきではないとの発言でドルが買い戻され、ユーロドルも戻り売りが優勢となっていた。
きょうは1.1350ドル近辺まで値を落としていたが、200日線が1.1345ドル付近に来ており、その水準はサポートされている。
市場の一部からは、短期的には1.15ドル達成前に1.14ドルからの下放れはないとの見方も出ている。ユーロドルのショートポジションは依然としてかなり積み上がっており、FRBが利下げを開始すれば、ショートカバーが出易い状況にあるという。
EUR/USD 1.1384 EUR/JPY 122.58 EUR/GBP 0.8973
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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