ジョンソン氏とハント氏が決選投票へ ポンドの反応は限定的=NY為替
NY時間の午後に入ってポンドドルは1.27ドルちょうど付近での推移が続いている。きょうは英中銀が金融政策委員会(MPC)を行い、予想通りに金利据え置きいたが、声明では従来の利上げが必要との見方は維持したものの、合意なき離脱リスクが高まったとの認識を示した。世界経済の見通しが弱まったことも認めている。
従来よりはハト派に転じたとの印象からポンドは売りの反応を見せていた。ただ、ドル売りが優勢な中、まもなく買戻されている。
NY時間に入って英保守党党首選の結果が発表され。ジョンソン前外相とハント外相が決選投票に駒を進めた。22日から全国16万人の保守党員に向け、1ヵ月間の選挙活動が開始される。その間に郵送による投票が実施され、結果は7月22日に判明する予定。
ジョンソン氏はEU離脱強硬派の急先鋒で、場合によっては、合意無き離脱も準備する必要に言及していた。一方、ハント氏は合意無き離脱は完全否定している。ポンド相場からすればハント氏がポジティブなのかもしれないが、今回の議員投票でジョンソン氏は大差で勝利している。
*英保守党党首選結果(20日)
ジョンソン氏:160票
ハント氏:77票
ゴーヴ氏:75票(落選)
GBP/USD 1.2703 GBP/JPY 136.37 EUR/GBP 0.8888
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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