ユーロドルが大幅安 リバウンドの流れに黄色信号も=NY為替
きょうの為替市場はリスク回避のドル買いが強まる中で、ユーロドルは戻り売りが強まっており、1.1350ドル近辺まで下げ幅を拡大している。アジア時間には大きな心理的節目である1.15ドルを試す動きも見られたものの、到達できずに失速している格好。100日線にも跳ね返され、21日線も下回るなどリバウンドの流れに黄色信号が点灯しており、明日以降の動きが警戒される。
この日発表のユーロ圏のPMI確報値は速報値と変わらなかったが、企業が先行きに不安を強めていることが示されていた。
ただ、ECBの年内の利上げ期待は高い。仏大手銀の見通しによると、9月に現在マイナス0.4%としている預金金利を0.2%引き上げ、年内はその1回だけで終了。次は2020年3月に更に0.2%利上げ。その時に主要政策金利であるリファイナンス金利も0.25%引き上げる。ただし、景気減速から2020年はそれで終了になる可能性もあると見込んでいるようだ。
EUR/USD 1.1354 EUR/JPY 124.11 EUR/GBP 0.9013
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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