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【本日の見通し】リスク警戒の動きは継続か、米雇用統計にも注意

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【本日の見通し】リスク警戒の動きは継続か、米雇用統計にも注意
   
 昨日のドル円は158円台半ばから157.50円台まで売りが出る展開となった。米中間選挙で民主党が大勝したことを受けて、水曜日の米株式市場は半導体などに売りが出たものの全般に買いが強まり、大幅続伸となったが、昨日の株式市場は一転して大幅安となった。民主党がAI関連投資へ消極的であることなどが水曜日に続く半導体関連などの売りを誘い、全体に波及する形となった。リスク警戒の円買いが優勢で、クロス円でも売りが出ていた。
  
 ドル円はこの後も上値の重い展開か。米中間選挙後、上下動を経ていったん158円台でしっかりした動きを見せたことで、ドル買い円売りの動きが広がっていただけに、短期的なドル買いポジション解消の戻り売りが出る展開が見込まれる。
  
 もっとも、米雇用統計までは下値攻めも限定的となりそうだ。22時半の10月米雇用統計は非農業部門雇用者数の伸びが前回を上回る堅調な数字が見込まれており、ドル買い円売り材料となりやすいだけに、発表までは下押しに慎重となりそう。米雇用統計は、前回は非農業部門雇用者数が予想を大きく下回る伸びにとどまり、失業率も悪化した。ただ、広義の失業率であるU6失業率が改善し、平均失業期間が短縮されるなど、悪くない部分も見られた。JOLTS求人件数の予想以上の増加など関連指標にも好結果が目立っており、今回は非農業部門雇用者数の伸びが前回の+2.9万人から+6.5万人程度まで回復すると期待されている。3カ月平均の+5.1万人を上回っており、ブレークイーブン雇用者数(セントルイス連銀が試算する失業率を悪化させないために必要な最低限度の雇用者数)の3万人前後も上回る水準で、予想前後であれば米雇用市場の底堅さが意識される結果となりそうだ。
  
 ドル円は米雇用統計までは157円台を中心に、やや上値の重い展開か。昨日の米株式市場動向を受けて、今日の日本や韓国・台湾などの株式市場は大幅続落が見込まれるだけに、リスク警戒の円買いが優勢となりそう。米雇用統計後は結果次第。ただ、予想前後もしくは少し強い程度の結果でのドル買いは一時的なものにとどまる可能性が高いとみている。
  
 ユーロ円は178円台を付ける動きから176.83円まで大きく売りが出た。当初はリスク警戒のドル買いもあってNY朝までユーロドルでのユーロ売りドル買いが出ており、上値が重くなると、その後円買いが一気に進んでさらに下げる展開となった。米雇用統計を前にここからの突っ込み売りには慎重ながらも、戻りでは売りが出る展開が見込まれる。
  
 ポンド円もユーロ円同様に上値が重い展開か。昨日の英中銀金融政策会合は市場予想通り利上げを実施。ベイリー総裁が会見で「追加利上げを支持する論拠がある」と発言し、来年のインフレ率上昇見通しを示すなどタカ派寄りの姿勢を示したことで、会合後は一時買いが出たが、それ以上に円高基調が強くなっていた。213.00円前後が重くなる展開を見込んでいる。
  
 ユーロドルは1.1200ドル割れを試す動きには慎重姿勢がみられるものの、対円でのユーロ売りもあり上値が重い。1.12ドル台前半を中心に、ユーロ円の動き次第では1.11ドル台トライがありそう。ポンドドルは英中銀金融政策会合後に買いが入ったものの、その後対円でのポンド売りに押された。短期金利市場では英中銀による12月の追加利上げ見通しが据え置き見通しを上回ってきており、下がると買いが出る可能性があるが、今日に関しては上値は重いとみている。
  
MINKABUPRESS 山岡

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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