【本日の見通し】ドル円は日米金利差を狙った買いと、日米当局の円安けん制が交錯
【本日の見通し】ドル円は日米金利差を狙った買いと、日米当局の円安けん制が交錯
昨日の市場でドル円は三村財務官発言を受けて一時円買いが広がった。財務官は「高市首相、片山財務相、米国からのメッセージは非常にクリアなもの、市場が素直に受け止めてくれればいい」と述べ、日本の通貨当局及び米国側の円安けん制姿勢を示した。
ドル円は157.50円台から156.50円前後まで売りが出る展開となったが、その後反発。下げ分を解消する動きを見せている。 今日も、日米通貨当局の円安けん制への警戒感と、日米の金利差などを受けたドル高円安の流れが交錯する展開となりそう。原油高を受けて米早期利上げ期待が広がり、CME FedWatchツールでは次回10月の利上げを70%程度織り込む動きとなっている。また、10月・12月の連続利上げを見込む動きも50%を超えてきている。日銀の次回の利上げは12月が本線と見られており、日米の金利差拡大見込みがドル円の上昇につながっている。
先週の片山財務相らの円安けん制発言のタイミングなどから、160円超えにはかなり神経質になっているとの見方が広がっており、この後も上昇を続けると、買いに慎重姿勢が見られる可能性があるが、157円台や158円台で実弾介入が入る可能性は低いとみられており、現水準前後ではドル買いが入る可能性が高そうだ。
ユーロ円は179.00円前後での推移。当局の円安けん制姿勢と対ドルでのユーロ売りが重石となっているが、金利差を意識したドル買い円売りの流れがクロス円の下値を支えており、ドル円同様に下がると買いが出る展開が続きそう。
ポンド円も同様に下値はしっかりとなりそう。209.00円前後での売りが上値を抑えているが、直近208円台後半でしっかりした動きとなっており、209円台にしっかり乗せてくる可能性があるとみている。
ユーロドルは1.13ドル台後半中心の推移か。1.14ドル台に乗せると売りが出てくる展開。上値の重さが継続と見ている。ポンドドルは1.32ドル台中心の推移か。ユーロドル同様に流れは下方向と見ている。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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