【これからの見通し】動意薄の展開に、明日の米雇用統計を控えて
【これからの見通し】動意薄の展開に、明日の米雇用統計を控えて
本日の為替市場も落ち着いた展開となっている。ドル円相場は先週後半の日米協調介入を受けて163円台から155円台まで円高方向に相場水準が修正された。週明けには157円台を回復したが、158円台に乗せる勢いはみられていない。急激な円高進行の後とあって、「投機的」な円売りは手控えられているようだ。
全般的な相場環境が良好なことも為替相場の安定につながっているようだ。中東情勢ではホルムズ海峡の開放への期待が広がっている。イランとオマーンとの協議が進展している。米国は協議に加わっていないが、トランプ大統領は「合意を結ぶほうがマシだ、人を殺すのは嫌だ」と静観の構えだ。原油相場下落が世界的なインフレ警戒を緩和させている。
株式市場は米株などが連日の最高値更新となっている。AI関連株の一角に買われ過ぎによる調整売り圧力が顕著となっているが、全体相場は買い優勢となっている。原油安とともに金相場も回復するなど、総じてリスク選好の動きが広がっている。
ドル円相場にとっては、リスク選好が円売り圧力となりやすいが、冒頭の介入実施の余波で市場には根強い警戒感が交錯している。あすには注目ファンダメンタルズ指標である「米雇用統計」が発表される。本日はイベントを控えた待機相場となりそうだ。
この後の海外市場で発表される経済指標は、スイス雇用統計(7月)、英建設業PMI(購買担当者景気指数)(7月)、ユーロ圏小売売上高(6月)、米チャレンジャー人員削減数(7月)、米非農業部門労働生産性指数(速報値)(2026年 第2四半期)、米新規失業保険申請件数(07/26 - 08/01)、米卸売在庫(確報値)(6月)、チェコ中銀政策金利(8月)、メキシコ中銀政策金利(8月)など。
発言イベント関連では、ECB経済報告、ムサレム・セントルイス連銀総裁の討論会出席などが予定されている。米株関連では、米スペースXのロックアップが解除される。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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