ドル円、160円を挟んで荒い値動き=NY為替序盤
きょうの為替市場、ドル円は160円を挟んで荒い値動きとなっている。日銀は本日の決定会合で大方の予想通りに政策金利を据え置いた。市場は植田総裁の会見に注目していたが、次回利上げの時期について明確なシグナルを示さなかったこともあり、円は方向感を欠く展開となっている。一時158円台半ばまで円高が進んだ後、160円台に買い戻されている。
総裁は、基調的な物価上昇の上振れリスクをこれまで以上に意識する必要があるとした上で、金融政策の正常化を進める姿勢を維持した。一方で、中東情勢やAI関連需要、為替相場を注視すべきリスクとして挙げ、6月の利上げの影響を見極める必要があるとの考えも示している。全体としては当面の様子見姿勢を滲ませる内容との評価が多い。
一方、市場では日本の当局が本日から来週初めにかけて追加介入を実施する可能性も意識されている。ただ、介入は円安の流れを反転させるというよりも、その進行を一時的に抑える効果に留まるとの見方が多く、FRBが利上げのタイミングに慎重姿勢を示唆するなどドル安材料が強まらない限り、ドルに対する円安基調は大きく変わらないとの声は依然として多い。
一方、日銀が31日公表した8月3日分の当座預金増減要因と、短資会社の予想との差から、前日深夜の介入規模は約8.45兆円の可能性が示唆されていた。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。
31日(金)
現行付近にはなし
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。