ECBの過度な引き締め、スタグフレーションに追い込むリスク=NY為替
ユーロドルはNY時間に入って伸び悩む展開が見られ、1.15ドル台後半から前半に値を落としている。1.15ドル台はかろうじて維持しているものの、買戻しの機運までは高まらず、上値の重い展開が続いている状況。一方、ユーロ円も伸び悩む展開。ここ数日はドル円に追随せず、むしろユーロドルに連動している気配も見られている。ただ、100日線の上は維持しており、上値は重いものの底堅さは堅持している。
今週は11日にECB理事会が開催され、利上げが濃厚と見られている。短期金融市場では完全に織り込まれている状況。市場の関心はその後に移っているが、一部からは、ECBがさらなる利上げを実施すれば、ユーロ圏経済を不必要なスタグフレーションに追い込むリスクがあるとの指摘が出ている。
中銀への信頼性は重要で、インフレ抑制のためにある程度の引き締めは正当化されるが、特に成長の勢いが弱い時の利上げは供給ショックに対する鈍い手段になり得るという。ユーロ圏の最近のインフレ急上昇は、国内の過熱よりも外部のエネルギー価格によって引き起こされている。そのため景気への信頼感がぜい弱な中、政策が過度に修正されればスタグフレーションに傾くリスクがあるという。
EUR/USD 1.1550 EUR/JPY 185.18 EUR/GBP 0.8629
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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