東京株式(大引け)=793円安と5日ぶり急反落、中東情勢を懸念して波乱含みに
2日の東京株式市場は日経平均が先物主導で波乱含みの値動きとなり、一時は1500円を上回る急落をみせたが、売り一巡後は下げ渋った。
大引けの日経平均株価は前営業日比793円03銭安の5万8057円24銭と5日ぶり大幅反落。プライム市場の売買高概算は26億9415万株、売買代金概算は8兆6305億円。値上がり銘柄数は340、対して値下がり銘柄数は1223、変わらずは33銘柄だった。
きょうの東京市場はリスク回避ムードの強い地合いとなった。前週末の米国株市場でNYダウが大幅安となったほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も大きく水準を切り下げており、これが投資家心理を冷やした。また、米国とイスラエルによるイランへの軍事攻撃を受け、地政学リスクを懸念した売りを誘った。中東有事に伴う原油市況の高騰も警戒されているが、取引時間中に原油先物価格が伸び悩み、これを横目に日経平均も下げ渋る展開となっている。AIデータセンターの建設ラッシュを背景に光ファイバー関連や半導体メモリーなどAIインフラを担う銘柄群に買いが流入したことも、全体下支え効果を発揮した。売買代金は前週末の大商いには及ばないものの8兆6000億円台と引き続き高水準。値下がり銘柄数は前引け時点より減少したが、1200を超えプライム市場全体の77%を占めた。
個別では、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連が売られたほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが安い。筑波銀行<8338>、東和銀行<8558>など地銀株の下げも目立った。任天堂<7974>が冴えず、日立製作所<6501>も売りに押された。ファーストリテイリング<9983>も安い。明和産業<8103>が急落、住友ゴム工業<5110>、パーク24<4666>なども大幅安となった。
半面、キオクシアホールディングス<285A.T>が高く、フジクラ<5803>、古河電気工業<5801>など電線株が商いを伴い逆行高。JX金属<5016>、三井金属<5706>が物色人気を集め、INPEX<1605>も値を飛ばした。三菱重工業<7011>が上値を追った。旭有機材<4216>がストップ高で値上がり率首位となり、メイコー<6787>、ヨドコウ<5451>も急騰。石油資源開発<1662>、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>などが値を飛ばした。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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