東京株式(前引け)=反発、目先リバウンドも個別株は値下がりが多い
17日前引けの日経平均株価は前営業日比170円42銭高の4万9553円71銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は11億5592万株、売買代金概算は2兆5464億円。値上がり銘柄数は660、対して値下がり銘柄数は865、変わらずは83銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は方向感の見えにくい展開で、日経平均株価は寄り後すぐに売りを浴び下値を切り下げたが、売り一巡後は順次下げ渋る動きとなり、前場取引終盤に上昇に転じている。前日の米国株市場ではNYダウが下値模索の動きとなったものの、これまで売られてきたナスダック総合株価指数が下げ止まる形となったことで、東京市場でもAI・半導体関連に対する過度な不安心理が後退した。ただ、日銀金融政策決定会合の結果発表と植田和男日銀総裁の記者会見を週末に控え、積極的に上値を買い進む動きもみられない。TOPIXもプラス圏で前場の取引を終えているが、個別株は値下がり銘柄数が値上がりを上回る状況で、慎重なムードも漂っている。
個別ではキオクシアホールディングス<285A.T>が大商いで値を飛ばしたほか、アドバンテスト<6857>も買いが優勢、ファナック<6954>も堅調。住友電気工業<5802>も値を上げた。KLab<3656>が急騰、マクセル<6810>も物色人気。住友金属鉱山<5713>が買われ、グッドコムアセット<3475>も上昇した。半面、ディスコ<6146>が冴えず、三菱重工業<7011>も売りに押された。キーエンス<6861>、三菱電機<6503>なども見送られた。Link-Uグループ<4446>が急落、JMDC<4483>、ニッスイ<1332>などの下げもきつい。霞ヶ関キャピタル<3498>も下値を探る展開に。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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