米政府機関閉鎖、むしろドルを支える要因との指摘=NY為替
米政府の閉鎖が13日目に突入し、米経済指標の公表が途絶えている中、投資家は今週から始まる米企業決算を通じて米経済の実態を探る構えだ。そのような中、ストラテジストからは、今回の米政府機関閉鎖はむしろドルを支える要因になっているとの指摘が出ている。「米経済指標が発表されないことで、逆に投資家がマクロ要因に基づいて取引を行う余地が限定されている。特に今月末のFOMCを前に、市場の動きは抑制されている」という。
短期金融市場では、今月のFOMCでの利下げをほぼ確実視している状況だが、アナリストからは「ドルのショートカバーが進めば、米経済やFRBの見通しをより冷静に評価できる状況になる。これは、公式な米経済指標の発表が再開された後に本格化するだろう」との声も出ている。
USD/JPY 152.22 EUR/USD 1.1576 GBP/USD 1.3337
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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