ドル円、チャート的に売り圧力が続く可能性=NY為替
その後、ドル円は144円台前半での取引となっている。一時143円台に下落する場面が見られたものの、NY時間にかけて下げ渋る展開。本日の21日線は144.55円付近に来ており、その下での推移が続いている状況
テクニカル勢からは、チャート的にはドル円の売り圧力は今後も続く可能性があるとの指摘が出ている。このまま昨年8月2日週の安値146.53円を下回る水準を維持した場合、2023年12月の安値140.25円まで約3%の下落が促される可能性があると述べている。
ドル円が上昇トレンドを続けるためには、この140.25円を上回り続ける必要がある。この水準はかつては強いサポートだったが、それを明確に割り込めば重要なトレンド転換になる可能性があるという。最近では24年9月と25年4月に140.25円水準を割り込んだが、割り込んだ週の金曜日までには戻していた。その点からも、140.25円は重要なサポート水準とみなす根拠になっているという。
さらに、140.25円水準を明確に割り込むようであれば、134円までの下落が促される可能性もあるとも述べている。
USD/JPY 144.35 EUR/JPY 169.54
GBP/JPY 197.79 AUD/JPY 94.58
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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