米原油生産量は過去最高水準で推移=EIA週報
米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、米原油生産量は日量1342万8000バレルまで前週比でやや増加した。過去最高水準での推移が続いている。一方、米ベーカー・ヒューズが発表する米石油掘削リグの稼働数は442基まで減少し、2021年10月以来の低水準まで落ち込んだ。
米シェールオイル産業は、掘削済みの坑井を一定水準維持しつつ、この坑井に仕上げ作業を施して生産量を調節することから、掘削数の増減が原油生産量に直結するわけではないが、掘削済みの坑井が減少していけば、いずれは原油生産量が減少する見通し。EIAは短期エネルギー見通し(STEO)で今年7-9月期から減産が始まる可能性があると指摘している。
MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。