パウエル発言にドル安・円高の反応 ドル円は142.30円付近 株安も加速=NY為替
日本時間の午前2時半からパウエルFRB議長の講演が伝わり、それを受けて為替市場はドル安・円高の反応が見られている。ドル円は142.70円付近から一時142.30円付近に下落する展開。
議長は「当面は透明性向上を待つ状況が整っている」と様子見姿勢を改めて強調。また、関税が経済に与える影響は予想より大きい可能性が高く、インフレに及ぼす影響も比較的長期化する可能性にも言及したことから、市場は先行き懸念を強めている。
*パウエル議長
・当面は透明性向上を待つ状況が整っている。
・物価安定なしでは強い労働市場は得られない。
・推計では3月のPCEインフレは2.3%上昇、コアで2.6%。
・FRBの責務に緊張が生じるシナリオが発生し得る。
・関税は少なくとも一時的なインフレを引き起こす公算。
・関税が経済に与える影響は予想より大きい可能性高い。
・関税がインフレに及ぼす影響、比較的長期化する可能性も。
・米貿易政策でFRBの目標は遠くなる可能性が高い。
・関税の規模はFRBの想定を超えていた。
USD/JPY 142.37 EUR/USD 1.1384 GBP/USD 1.3225
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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