アジア株まちまち 報復合戦による世界貿易戦争激化を警戒 モルスタは豪州株の投資判断引き下げ
アジア株まちまち 報復合戦による世界貿易戦争激化を警戒 モルスタは豪州株の投資判断引き下げ
東京時間11:07現在
香港ハンセン指数 23549.65(-50.66 -0.21%)
中国上海総合指数 3374.14(+2.22 +0.07%)
台湾加権指数 22406.24(+127.88 +0.57%)
韓国総合株価指数 2595.56(+20.74 +0.81%)
豪ASX200指数 7781.20(-5.04 -0.06%)
アジア株はまちまち、報復合戦による世界的な貿易戦争激化が懸念されている。
トランプはきのう、例外なく全ての貿易相手国に対し鉄鋼アルミ関税を発動。それに対しEUは260億ユーロ相当の米製品に報復関税を課す計画を発表した。トランプはEUの報復に応じる姿勢を示した。金融バトルに米国は勝つとコメント。カナダも対米報復措置を表明。中国外務省は中国はフェンタニルの取り締まりに成功しており、米国のためにできる限りのことはした。米国は中国に「心から感謝する」と言うべきだとして、トランプ政権に対話に戻るよう求めている。
香港株は小幅続落。生活必需品や消費者サービス関連が下落。快手科技やアリババ、美団、ネットイース、テンセントホールディングスなどハイテク関連の一角も下落している。上海株は小反発、景気支援策期待の買いが支え。
豪州株は反発して始まったが、その後はマイナス圏に転じている。トランプによる米中対立、鉄鋼アルミ関税で豪景気先行き不安が広がっている。米モルガンスタンレーはトランプの貿易リスクにより豪州市場のパフォーマンスが低迷する可能性が高いとして、豪州株の投資判断を「アンダーウエイト」に引き下げた。

執筆者 : MINKABU PRESS
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