アジア株 トランプのせいで豪州株6日続落 香港上海は政策期待も週末を前に利食い売り

アジア株　トランプのせいで豪州株6日続落　香港上海は政策期待も週末を前に利食い売り

東京時間11:02現在
香港ハンセン指数　　 24163.75（-205.96　-0.85%）
中国上海総合指数　 3376.51（-4.58　-0.14%）
台湾加権指数　　　　 22678.06（-37.37　-0.16%）
韓国総合株価指数　 2565.53（-10.63　-0.41%）
豪ＡＳＸ２００指数　　　 7973.40（-121.32　-1.50%）

アジア株は全面安、トランプで投資家心理が悪化。

気まぐれなトランプに左右される日々が続き投資家は疲れ切っている。米景気先行き不安で米株は再び下落しているが、トランプ氏は「株式市場の動向は気にもしていない」とコメント。トランプ米政権は来週、すべての鉄鋼とアルミニウムに対する25%の関税を発動する。

米中貿易摩擦とアルミ関税により豪州株は6営業日続落し、昨年9月以来の安値をつけている。豪中銀のハウザー副総裁は、トランプ関税の影響で豪州の信頼感は落ち込んでおり、経済見通しが悪化していると述べている。来週は豪州3月の消費者信頼感と企業景況感・信頼感が発表されるが、トランプのせいで低下か。

アジア市場は中国政策に期待するほかない、全人代は11日に閉幕する。きのうの中国金融トップらの共同会見で、財務相は国内外の課題に対応するための「十分な」財政政策手段と余地を持っていると述べた。中国人民銀総裁は、適度に緩和的な金融政策を実施し、適切な時期に預金準備率を引き下げると述べた。

香港株と上海株は反落。中国政策期待は続いているものの、週末を前にいったん利益確定売りが広がっている。香港市場ではきのう大幅上昇したハイテクや自動車、不動産が軒並み下落している。豪州市場では金融や不動産、ハイテク、消費財、エネルギー、素材、公益、医療品、資本財など幅広い銘柄が下落している。