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ダウ平均が大幅安 典型的な弱気相場の値動き 大手銀が下落=米国株概況

株式 

NY株式4日(NY時間16:24)(日本時間06:24)
ダウ平均   42520.99(-670.25 -1.55%)
S&P500    5778.15(-71.57 -1.22%)
ナスダック   18285.16(-65.03 -0.35%)
CME日経平均先物 37105(大証終比:-255 -0.69%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は600ドル超の大幅安。本日も前日の流れを引き継ぎ、米株式市場は売りが強まった。ただ、IT・ハイテク株は序盤の下げから買い戻しも出て、大幅安だったナスダックは一時プラスに転じる場面も見られたが、終盤に再び売りが広がり、続落して終えている。典型的な弱気相場の値動きとなった。

 弱い米経済指標とトランプ関税が今回の株安のテーマとなっている。本日からカナダ、メキシコ、中国への関税措置が発動され、これらの国のからも報復措置が打ち出されている。トランプ大統領がカナダとメキシコに25%の関税をかけ、中国製品に10%の追加関税を課した。一方、中国は一部の米国製品に最大15%の追加関税を課して報復。カナダも米国製品に25%の課税をかける方針を示しており、ニューヨーク州を含む米国の3州向けの電力に25%の関税を賦課するとの報道も流れていた。

 IT・ハイテク株についてはエヌビディア<NVDA>の動向がポイントとなっているようで、序盤は売りが強まっていたものの、値ごろ感の買い戻しでプラスに転じたことが一時的に全体に波及していた。

 一方、本日は大手銀の下げが目立った。景気循環株への売りも広がり、中でも好調を維持してきた銀行株に本日は売りが集まっていたようだ。先行き不透明感が台頭する中、短期金融市場では今年3回のFRBの利下げ期待を復活させている。

 「関税は発動されたものの、関税がいつまで続くのかまだ不透明。われわれは、関税は交渉戦術の1つであり、長期に渡る相互貿易戦争の始まりではないと考える。それでも、このような先行きが不透明な状況下では、投資家はまず売ってから、その後に質問するものだ」との声も出ていた。

 テスラ<TSLA>が続落。同社の中国部門の2月の出荷が半減したことが明らかとなった。中国の全国乗用車市場情報連合会(乗連会)が4日に発表した暫定集計データによると、テスラの出荷台数は前年同月比49%減の3万688台となった。

 家電量販店のベスト・バイ<BBY>が決算を受け大幅安。通期のガイダンスで予想を下回る1株利益の見通しを示したことが嫌気されている模様。アナリストは26年度の既存店売上高の見通しがやや保守的に見えると述べている。

 ディスカウントストア2位のターゲット<TGT>が決算を受け下落。通期の既存店売上高は横ばいを見込んでおり、予想を下回っている。これは長期低迷から抜け出せずにいる同社にとっては気になる兆候。

 ユーザー管理や分析レポートのソフトウエア開発のオクタ<OKTA>が決算を受け大幅高。1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、第1四半期が進行中の残存履行義務(cRPO)も含めて予想を上回る見通しを示したほか、26年度通期についても、予想を上回る見通しを示している。

 外科治療向け技術開発のアルファテック<ATEC>が下落。3億ドル規模の2030年満期転換社債型新株予約権付社債を発行した。

 AT&T<T>が下落。スタンキーCEOが証券会社主催のコンファレンスに出席し、同社のポストペイド音声通話カテゴリーについて「第4四半期に見られた高成長は1月に少し後退した」と述べたことが嫌気されている。

 ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA>が上昇。投資会社シカモアによる同社の非公開化を支援するため、銀行団が約120億ドルの資金調達に取り組んでいると伝わった。

ベスト・バイ<BBY> 75.20(-11.54 -13.30%)
ターゲット<TGT> 117.14(-3.62 -3.00%)
オクタ<OKTA> 108.31(+21.15 +24.27%)
アルファテック<ATEC> 11.73(-0.54 -4.40%)
AT&T<T> 26.22(-1.50 -5.41%)
ウォルグリーン<WBA> 10.84(+0.58 +5.60%)

JPモルガン<JPM> 250.25(-10.37 -3.98%)
シティグループ<C> 72.35(-4.82 -6.25%)
バンカメ<BAC> 42.67(-2.89 -6.34%)
ウェルズ・ファーゴ<WFC> 73.30(-3.73 -4.84%)
ゴールドマン<GS> 581.14(-24.12 -3.99%)
モルガン・スタンレー<MS> 121.72(-7.41 -5.74%)

アップル<AAPL> 235.93(-2.10 -0.88%)
マイクロソフト<MSFT> 388.61(+0.12 +0.03%)
アマゾン<AMZN> 203.80(-1.22 -0.60%)
アルファベットC<GOOG> 172.61(+3.95 +2.34%)
テスラ<TSLA> 272.04(-12.61 -4.43%)
メタ<META> 640.00(-15.05 -2.30%)
AMD<AMD> 100.75(+2.52 +2.57%)
エヌビディア<NVDA> 115.99(+1.93 +1.69%)
イーライリリー<LLY> 911.06(-18.66 -2.01%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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