1月の英CPI急上昇も、英インフレは低下傾向との見解=NY為替
きょうのポンドドルはやや戻り売りが出ているものの、大きな動きは見られていない。1.26ドル台から上値を抑えられているものの、1月中旬からのリバウンド相場は失われていない。
本日は1月の英消費者物価指数(CPI)が発表になり、予想を上回る内容となった。根強いインフレを示唆する内容ではあったものの、エコノミストからは1月の英CPIの急上昇も、英インフレは低下傾向との見解が出ている。全体的な傾向は依然低下しており、英中銀は今年4回の利下げを実施できる見通しだという。
1月にインフレが予想以上に急上昇したのは、英中銀の段階的な利下げ計画を一見複雑にしているが、今回は公共料金などの総合インフレと、航空運賃などのサービスにおける一時的な影響が、上昇の背景にあるという。これらの急騰を除外すると、インフレは低下傾向を示していると指摘している。
*英消費者物価指数(CPI)(1月)16:00
結果 -0.1%
予想 -0.2% 前回 0.3%(前月比)
結果 3.0%
予想 2.8% 前回 2.5%(前年比)
結果 3.7%
予想 3.7% 前回 3.2%(コア・前年比)
GBP/USD 1.2573 GBP/JPY 190.80 EUR/GBP 0.8280
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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