ユーロドルが完全に買い戻される 米CPIでECBの利下げ期待も後退=NY為替
ユーロドルは1.03ドル台後半での推移となっている。この日の米消費者物価指数(CPI)を受けてドル買いが強まり、ユーロドルは1.03ドル台前半に急速に下落
していたが、売りが一巡すると、買い戻しが活発化し、米CPI後の下げを完全に取り戻す動き。
この日の米CPIを受けて、FRBの年内利下げ期待が後退しているが、同時にECBの利下げ期待も後退している。短期金融市場では、年内にあと計0.75%か1.00%の利下げを織り込んでいたが、米CPI後は0.75%に後退している状況。
なお、ECB理事のホルツマン・オーストリア中銀総裁の発言が伝わっていたが、一部で出ている0.50%ポイントの大幅利下げは「良い判断ではない」と述べていた。「関税によりインフレは引き続き脅威」とも述べた。
EUR/USD 1.0376 EUR/JPY 160.16 EUR/GBP 0.8340
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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