ユーロ、関税とインフレ警戒が圧迫 ミュンヘン安全保障会議にも注目=NY為替
ユーロドルはNY時間に入って1.03ドル台前半での推移となっている。トランプ関税への警戒感からユーロドルは21日線の下での値動きが続いてる。下げ止まってはいるものの依然として上値は重い展開が続いている。トランプ関税と米インフレ期待からユーロは直撃するとの見方から、年内にパリティ(1.00ドル)への下落期待は依然根強い。
トランプ大統領はEUに間もなく関税を課すつもりだと発言している。それに対してEUは日本とは違い、対抗措置を検討しており、エスカレートしそうな様相を見せている。また、今週は米消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)が公表されるが、市場はユーロドルの下値警戒を高めているようだ。
一方、関税リスクと米インフレ指標を経て、もしユーロが生き残れっていれば、金曜日から開催されるミュンヘン安全保障会議で、米国が提案するウクライナ停戦合意に関するさらなる詳細が明らかになる過程で、ユーロは上昇する可能性があるとの見方も出ている。
EUR/USD 1.0313 EUR/JPY 156.53 EUR/GBP 0.8328
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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