【本日の見通し】円高意識、英中銀は利下げ予想
【本日の見通し】円高意識、英中銀は利下げ予想
ドル円は関税警戒一服でのドル安と、昨日の日本の賃金関連指標の強さ及び赤澤再生相のインフレ発言などを材料とした円高の両面から売りが出た。152円台を維持して反発しているが、やや円高警戒が見られる。
ただ、明日の雇用統計を前に積極的にドル売りに回る勢いが見られるかは微妙なところ。雇用統計に関しては米雇用動態調査(JOLTS)が弱く出たものの、ISM製造業がかなりの好結果、予想よりも弱く出た同非製造業も、雇用部門の伸びは加速となっており、比較的強めの数字が見込まれる。年次改定の影響が出る月であるが、ここ数年年次改定の影響が強いほうに出ていることも警戒感につながる。
ドル円は152円台を中心とした推移が見込まれるところ。リスクはやや下方向で152円をしっかり割り込むと売りが強まる可能性。
ユーロドルは1.04台を回復してきた。ゆっくりとした動きながら、押し目でしっかり買いが出る展開が続いており、上方向の流れがまだ続きそう。
ユーロ円はドル円の下げが重石、159円台半ばが重くなる展開か。
今日は英中銀金融政策会合の結果が発表される。政策金利は0.25%の利下げが見込まれている。今回は四半期金融報告が公表され、総裁会見も予定されるスーパーサーズデーにあたっている。今後の物価、経済成長見通し次第で今後の利下げペースについての見方が変わるだけに要注意。
MINKABUPRESS 山岡
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執筆者 : MINKABU PRESS
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