【本日の見通し】週明けのトランプ大統領就任式にらみ、やや様子見となりそう
【本日の見通し】週明けのトランプ大統領就任式にらみ、やや様子見となりそう
昨日の市場でドル円は155円10銭前後までドル売り円買いとなった。タカ派として知られているウォラー理事が追加利下げの可能性に言及したことがドル売りにつながった。来週の日銀会合での利上げ期待も円買いの意識につながっており、ドル円はドル安円高が進みやすい地合いとなっていた。
155円の大台を維持したものの、戻りは鈍く、下方向の意識が見られる。今日も上値の重い展開が見込まれる。ただ、週明けにはトランプ大統領の就任式が行われ、第2次トランプ政権が正式に発足する。就任演説に注目が集まるほか、就任初日には多くの大統領令が出される見込みとなっており、市場は動向を注視している。バイデン大統領の時には初日に15の大統領令に署名が行われ、脱トランプ姿勢をアピールした。トランプ大統領は以前の米メディアでのインタビューで初日は独裁者になると一気に仕事を進める姿勢を示していただけにかなりの動きが見込まれる。明日18日から就任式前のレセプションが行われることから、今日は様子見ムードが強まりそう。
ドル円は155円台後半が重くなる可能性があるが、下押しも限定的か。
ユーロドルは1.03を挟んでの推移が見込まれる。ユーロ円はドル円同様に上値が重くなりそうだが、来週初めはドル主導の展開が見込まれるだけに不安定な動きとなりそう。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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