【本日の見通し】ドル高円安基調継続へ
【本日の見通し】ドル高円安基調継続へ
ウクライナ情勢が緊迫化。ロンドン午前に153円台前半へ下落。その後いったん戻すもNY朝に再びドル売り円買いが出るなど、リスク警戒感が広がった。株安商品安などの動きが見られたが、ドル円はNY朝の下げ一服後は反発し154円台後半を付けるなどドル高円安基調が継続。材料がある中での上昇に、下値しっかり感が印象付けられている。
今日もドル高円安基調の継続が意識される。12月の日銀会合での利上げ見送り期待などもドル買い円売りに寄与している。
155円台後半からは少し売りが出てくるとみられるが地合いは堅調。上を意識した展開となりそう。
ユーロドルは堅調地合いを維持。先週1.04台を付けたがすぐに反発。その後は下トライに慎重な姿勢が見られる。1.06台での買いも目立たず、上下ともにやや動きにくい展開。
ユーロ円はウクライナ情勢でのリスク警戒でユーロ売り円買い両面から下げて161円台半ばを付けたが、その後のドル円の上昇に164円に迫る動きを見せている。ドル円同様に堅調。
ポンドは本日午後4時に10月の物価統計が発表される。前回インフレターゲットを大きく下回った消費者物価指数前年比は少し反発し、ターゲットを超える伸びとなる見込み。予想ほどの反発がなければポンド売りとなる可能性がある。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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