【今週の注目材料】英物価統計 前回の大きな鈍化から反発
20日に10月英物価統計が発表されます。インフレターゲットの対象である消費者物価指数前年比は前回9月分が+1.7%と8月の+2.2%から急低下。市場予想の+1.9%も割り込み、2021年4月以来の低い水準となり利下げ期待につながりました。
英中銀は8月1日に利下げを実施した後、9月の会合で据え置きとなり、11月7日に物価の鈍化もあって再び利下げを実施しました。12月に追加利下げを行うのかどうか。また今後の金融政策動向どうなるのかなどが市場の関心事となる中、今回の物価統計に注目が集まります。
今回の英消費者物価指数前年比の予想は+2.1%と再びターゲットの2.0%を上回る見込みとなっています。ただ、英景気の不安定さが少し警戒感を誘う中、予想を下回って前回並みなどの数字が出てくると、ポンド売りになりそうです。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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