ドル円153円台割れ、日銀「物価見通し25年度は上振れリスクのほうが大きい」
ドル円153円台割れ、日銀「物価見通し25年度は上振れリスクのほうが大きい」
日銀会合を終え、やや円買い。ドル円は153円台割れ。日銀会合は金利を据え置き、米国など海外経済や金融市場の動向を十分注視するとした一方で、見通し実現なら引き続き政策金利を引き上げる、物価見通し25年度は上振れリスクのほうが大きいとの声明を発表した。
来年の物価上振れに言及したことから、今年末もしくは来年初めに追加利上げに踏み切るとの見方がやや広がっている。ただ、値動きは限定的。このあと15時間半からの植田日銀総裁の会見が警戒されている。
植田総裁の会見で「政策判断に時間的余裕がある」といったハト派発言に修正があるかどうか。「時間的余裕ある」発言を繰り返し、米経済に慎重な姿勢を示すようであれば、今年末の利上げ観測が後退し、円は下落する可能性がある。
執筆者 : MINKABU PRESS
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