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ドル円、リバウンド相場の流れに復帰 明日の米雇用統計待ち=NY為替序盤

為替 

 きょうのドル円は、海外市場に入って伸び悩んでいるものの一時147円台まで上昇する場面も見られていた。現在は146.60円付近での推移。引き続き石破首相の利上げに否定的な見解への変化が円安を誘発している。また、FRBの大幅利下げ期待の後退、そして中東情勢が依然として燻っており、ドル高の地合いになっていることもドル円を下支えしている。

 この2日間の動きでドル円はリバウンド相場の流れに復帰している。市場からは円キャリー取引の復活するのではとの指摘もあり、150-155円の水準も視野に入る可能性があるとの強気な声も出ているようだ。

 市場は明日の米雇用統計を待っている。先週のパウエルFRB議長の発言で市場は11月の大幅利下げの可能性は後退させているが、年内に計0.75%の利下げの可能性は織り込んだままの状態にある。11月の大幅利下げがなければ12月にあると見ているようだ。明日の米雇用統計が市場の現在の期待を裏付けるか、それとも変化させるか注目される。

 先ほど米新規失業保険申請件数が発表になっていたが、為替市場は特に大きな反応を見せていない。本日はこのあと日本時間23時にISM非製造業景気指数の発表が予定されている。
 
 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。

3日(木)
145.00 (19.1億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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