東京株式(前引け)=前日比151円安、エヌビディア決算受け軟調に推移
29日前引けの日経平均株価は前日比151円42銭安の3万8220円34銭。前場のプライム市場の売買高概算は6億5650万株、売買代金は約1兆6318億円。値上がり銘柄数は455、値下がり銘柄数は1124、変わらずは62銘柄だった。
日経平均株価は反落。前日の米株式市場の取引終了後に発表されたエヌビディア<NVDA>の5~7月期決算は売上高、純利益ともに予想を上回った。しかし、時間外取引で同社株は下落。市場の期待が高く売りが先行した。このエヌビディア株の時間外取引での下落を受け、東京市場は下落してスタート。朝方に一時3万8000円を下回り、下げ幅は400円を超える場面があった。ただ、下値には値頃感からの買いが入り、売り一巡後は下げ渋る展開となった。半導体関連株が下落する一方で、保険や海運株などが値を上げた。
個別銘柄では、レーザーテック<6920>やディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>が安く、ソフトバンクグループ<9984>やトヨタ自動車<7203>、楽天グループ<4755>が値を下げた。ニデック<6594>やニトリホールディングス<9843>も軟調だった。半面、三菱重工業<7011>や川崎重工業<7012>が高く、東京海上ホールディングス<8766>やMS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725>がしっかり。日本郵船<9101>や商船三井<9104>が高く、伊藤忠商事<8001>やメルカリ<4385>が値を上げた。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。