ユーロ円、161円を挟んで上下動 今週はユーロ圏HICP速報値=NY為替
NY時間の終盤に入って、ユーロ円は160円台後半での推移となっている。本日の為替市場はドル買い戻しが強まる中、ドル円は買い戻しが優勢となる一方、ユーロドルは下落している。ユーロ円は挟まれた格好となる中、161円を挟んでの上下動に終始している。
ユーロ円は8月初旬の急落から、一旦買い戻しが膨らんだものの、200日線で上値を抑えられている。下向きの流れが継続している中、目先は再び160円を割り込んでくるか注目される。
今週は金曜日に8月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が発表される。予想以上に低下した場合、ECBの利下げ期待が高まり、ユーロ安になる可能性があるとの見方も出ている。インフレ低下が強ければ強いほど、市場は9月の利下げが予想通りに実施され、ECBがその後も利下げサイクルを継続することをより確信できるという。
ラガルドECB総裁は7月に今後の決定はデータ次第の姿勢を強調していた。ECBは来年半ばまでに計1.50%ポイントの利下げを行うと見ているようだ。
EUR/JPY 160.85 USD/JPY 144.71 EUR/USD 1.1115
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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