東京株式(前引け)=反落、方向感見えにくいなか弱含みもみ合い
28日前引けの日経平均株価は前営業日比89円10銭安の3万8199円52銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は6億9883万株、売買代金概算は1兆6363億円。値上がり銘柄数は384、対して値下がり銘柄数は1211、変わらずは50銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は方向感の見えにくい地合いとなり、日経平均は前日終値を下回る水準でもみ合う展開となった。前日の米国株市場でNYダウが小幅ながら連日で最高値を更新し、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も堅調だったことで、投資家のセンチメントは改善しているが、朝方は為替の円高などが重荷となっていた。しかしその後、ドル・円相場は円安方向に押し戻されており、押し目買いや買い戻しを誘う展開に。米エヌビディア<NVDA>の決算発表を控え、上値を積極的に買い進む動きに発展することもなく、前引けはマイナス圏で着地。値下がり銘柄数は全体の74%を占めている。
個別ではディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>が軟調、ソフトバンクグループ<9984>も売りに押された。三井E&S<7003>も利食われた。SHIFT<3697>も下値を探る展開に。北越コーポレーション<3865>が急落、FIG<4392>も利益確定売りで安い。半面、売買代金トップのレーザーテック<6920>が堅調、トヨタ自動車<7203>も買いが優勢となった。楽天グループ<4755>が活況高で値上がり率首位となったほか、アドバンテスト<6857>も上昇した。アシックス<7936>が高く、HOYA<7741>も上値指向。平田機工<6258>が大幅高、ペプチドリーム<4587>の上げ足も目立つ。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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