東京株式(前引け)=続落、中小型株物色は旺盛で値上がり銘柄数多い
27日前引けの日経平均株価は前営業日比54円60銭安の3万8055円62銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は6億7281万株、売買代金概算は1兆5505億円。値上がり銘柄数は1230、対して値下がり銘柄数は378、変わらずは37銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は模様眺めムードの強いなか、日経平均株価は前日終値をはさんだ狭いゾーンでもみ合う展開となった。前日の米国株市場ではNYダウやナスダック総合株価指数など主要株価指数が高安まちまちの展開となり、東京市場でも方向感のつかみにくい地合いとなっている。目先上値は重いものの、下値では押し目買いの動きが活発で底堅い動きとなったが、結局小幅マイナス圏で着地している。なお、TOPIXの方は小幅ながら上昇して前場の取引を終えた。半導体主力株が売られたが、中小型株の物色が顕著で値上がり銘柄数は全体の75%を占めている。
個別では売買代金首位のレーザーテック<6920>が大きく売られたほか、同2位のディスコ<6146>、同3位の東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置大手が揃って下落、ソフトバンクグループ<9984>も軟調な推移となった。日立製作所<6501>も値を下げた。リクルートホールディングス<6098>が売りに押され、ミガロホールディングス<5535>は大幅安。半面、三井E&S<7003>は商いを膨らませ大幅高、三菱重工業<7011>、商船三井<9104>なども堅調。日鉄ソリューションズ<2327>が急騰、北越コーポレーション<3865>も値を飛ばした。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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