講演前のドル買い円売りから一気に反転=NY為替午前
日本時間午前0時4分現在のドル円は1ドル=145.11円。きょうの為替市場でドル円はパウエル議長講演を受けて急落した。講演前は買い戻しが優勢となっており、ロンドン朝の145円30銭台から146円48銭まで上昇。少し戻して146円30銭台で講演テキストが公表されると、一気に145円台前半へ急落した。
議長は利下げについて、「時は来た」と明言。今後のペースなどについてはデータ次第とした。労働市場は冷え込みつつあり、これ以上の冷え込みを望まない姿勢を示すなど警戒感を見せていた。
この内容を受けてドルは全面安となり、ドル円は145円10銭台まで落とした後、いったん145円60銭近くまで戻すも、144円96銭まで第二弾の売りが出るなど軟調。
ユーロドルは1.1100台から1.1185まで上昇。ドル円に比べて値幅は落ち着いているが、戻りがほとんどなく上昇している。
ドル安主導であるが、ドル円の勢いが強いため、ユーロ円などは売りが目立っている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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