東京市場の円高に調整=ロンドン為替概況
東京市場の円高に調整=ロンドン為替概況
23日のロンドン市場は、東京市場で優勢となった円買いの調整が入った。ドル円は植田日銀総裁が国会閉会中審議で金融正常化の姿勢に変化がないことを示したことなどを受けて円買いがやや優勢となり、145円29銭を付けた。ロンドン市場にひって146円20銭台まで買いが出ている。
このあと23時からパウエル議長がジャクソンホールで講演を行うことを受けて、いったんポジション調整の動きが広がったとみられる。
その他通貨ではベイリー総裁がジャクソンホールで講演を行うことが現地時間22日、日本時間本日午前に発表されたことを受けて、ポンドの買いが優勢。ポンドドルは東京午前の1.3080台から一時1.3137を付けている。ポンド円は植田総裁発言後の円高に抑え一時190円38銭を付けていたが、191円88銭まで大きく買われている。
対ユーロでもポンド買いが出たことで、ユーロ円の上昇はポンド円に比べるとおとなしいが、植田総裁発言後の円高分はほぼ解消した。ユーロドルはロンドン朝に1.1132を付けたが、その後売りが出て1.1110割れ。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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