ドル円は戻り一服、146円台を回復できず=東京為替概況
ドル円は戻り一服、146円台を回復できず=東京為替概況
東京終盤のドル円は戻り一服。ドル円は、午前に植田日銀総裁が衆院財務金融委員会の閉会中審査で「経済物価見通しが実現する確度が高まれば、金融緩和度合いを調整するという基本姿勢は変わらない」などと発言したことから円高に振れ、前日NY終値から約1円の円高水準となる145.30付近まで一時急落した。
午後は、日経平均が上げに転じたことや、植田日銀総裁が参院財務金融委員会の閉会中審査で「金融政策の考え方は内田副総裁と変わらない」との認識を示したことなどから一時145.90台まで買い戻される場面があった。しかし、日本時間午後11時のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を控えて買い戻しは続かず、その後は145円台後半でもみ合いとなった。
ユーロ円は、午前の円高局面で一時161.69付近まで下落したあと、午後に一時162.30台まで戻した。その後は戻り一服となり、162円ちょうど付近で推移した。
ユーロドルは米10年債利回りの低下などからドル安傾向となり、一時1.1129付近まで強含んだ。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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