カナダドルは買い優勢 原油高がサポート カナダ中銀が議事要旨公表=NY為替
きょうのカナダドルは買い優勢となっており、ドルカナダは一時1.37加ドル台前半に下落する場面が見られた。一方、カナダ円は円安の動きも加わって、一時107.50円付近まで上昇している。カナダドルの上昇には原油高もサポートしている。
中東情勢が依然として混迷しており、ヒズボラがイスラエルに報復攻撃を実施しているほか、イランが本格的に参戦するのではとの警戒感も原油相場をサポートしている。また、ウクライナがロシアに越境攻撃を仕掛けたとの報道も流れており、地政学的リスクが原油相場をサポートしている。
きょうはカナダ中銀が7月の金融政策委員会の議事要旨を公表していた。追加利下げを実施した委員会だったが、カナダ中銀の委員は、労働市場の低迷が個人消費の回復を遅らせるかもしれないとの懸念を強めていることが明らかとなっている。6人の政策委員は労働市場の状況について、かなりの時間を費やしたという。
USD/CAD 1.3747 CAD/JPY 106.85
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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