ユーロドル、1.08ドル台後半で上下動 2四半期のドイツ経済は小幅な成長に留まるとの見通し=NY為替
きょうのユーロドルは1.08ドル台後半での狭い範囲での上下動が続いている。1.09ドル台には慎重になっているものの、下押す動きも見られていない。先週のECB理事会では9月の利下げにコミットすることは無かったものの、市場は75%程度の確率で9月利下げを織り込む動きとなっている。
独連銀はこの日公表した月例報告で、製造業の低迷から第2四半期のドイツ経済は小幅な成長に留まるとの見通しを示した。5月に発表されたデータから、製造業が経済活動全体を押し上げるとの期待は薄れたとしている。高水準の資金調達コストが引き続き、企業の設備投資と製品需要を押し下げ、建設業を阻害しているという。建設業は第1四半期の比較的穏やかな天候の後、第2四半期には縮小する可能性が高いという。しかし、サービス業の好転は続いているとしている。
EUR/USD 1.0891 EUR/JPY 171.15 EUR/GBP 0.8427
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。