インド総選挙、インド人民党が第1党も単独過半数割れ モディ首相は続投の意向
この日開票が始まったインド総選挙では、モディ首相率いる与党・インド人民党(BJP)が議会で単独過半数を失う見通し。モディ首相は与党連合による政権樹立を余儀なくされる。
開票結果によれば、BJPは240議席を獲得し、第1党を維持しているが、過半数の272議席には届かなかった。BJPを軸とする与党連合「国民民主同盟(NDA)」では293議席を獲得し、連合を維持すれば政権樹立に十分な議席を得たことになる。一方、野党連合の「インド国家開発包括同盟(INDIA)」は229議席余りを獲得する勢い。選挙結果が想定以上に接戦となっている。
モディ首相は30議席ほどを有するNDAの主要2政党から支持を得る必要がある。この2政党の指導者はこれまで支持する政党を変えてきたことがあり、モディ首相と手を組んだのはわずか数カ月前。今回も同氏を支持するのか、野党連合に付くかは明確にはなっていない。
モディ首相は与党連合の勝利を歴史的偉業と称し、首相続投の意向を示している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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