東京株式(寄り付き)=大きく売り先行、米株安受け一段の下値試す動き
11日の東京株式市場は大きく売り先行でスタート、寄り付きの日経平均株価は前営業日比491円安の3万9090円と続落。
主力大型株を中心に幅広く売り優勢の展開で、日経平均は前日に続いて下値を試す状況にある。前日の米国株市場では朝方開示された3月の米消費者物価指数(CPI)がコンセンサスを上回る強い内容だったことから、FRBによる早期利下げ期待が一段と後退、米長期金利の急上昇を背景にNYダウが一時580ドル近い下げをみせるなど波乱含みの展開となった。これを受けて東京市場でもリスク回避目的の売りを誘発している。外国為替市場で急速に円安に振れていることでハイテクセクターには追い風となるが、足もと積極的に買い向かう動きは見込みづらく、取引時間中は米株価指数先物の動向なども横目に不安定な地合いを強いられそうだ。
出所:MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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