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ドル円、予想上回る米CPIで今度は153円台をうかがう動き 財務省は出ず=NY為替概況

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ドル円、予想上回る米CPIを受けて今度は153円台をうかがう動き 財務省は出ず=NY為替概況

 きょうのNY為替市場は、この日の米消費者物価指数(CPI)を受けてドル買いが強まった。ドル円は152円を突破し、1990年以来の高値水準を更新。米国債利回りも上昇を加速させる中、一気に153円台をうかがう展開を見せている。

 米CPIが予想を上回り、市場ではFRBの利下げ期待が更に後退させている。FRBが注目しているとされる住居費・食品・エネルギーを除いたサービスインフレ、いわゆるスーパーコアも前月比0.6%、前年比4.8%上昇と、2023年4月以来で最も加速していた。短期金融市場でも6月利下げの可能性を20%以下まで低下させたほか、年内は2回の利下げに留まるとの見方をさらに強めている。

 152円台は介入警戒ゾーンとして意識されている水準だが、NY時間での財務省の介入は無かった。岸田首相が訪米中で本日は日米首脳会談が行われていたこともあったのかもしれない。ただ、かなり急激に進んだので要警戒ではある。

 ユーロドルは戻り売りが強まり、一時1.07ドル台前半まで100ポイント超急落する場面も見られた。きょうの下げで200日線を完全に下抜けており、3月に付けた直近安値に顔合わせしている。明日はECB理事会が開催されるが、ドル買いのみならず、それに向けたユーロ売りも指摘されている。理事会では、ラガルド総裁がインフレ目標に戻りつつあるとの自信を示す可能性があり、ハト派的な内容になるとの見方が出ている。

 市場は6月利下げを85%の確率で織り込んでいるが、その見方から外れる理由はないという。むしろ直近のデータから、7月の連続利下げも正当化される可能性が高いとしている。ECBは9月、10月、12月にも利下げを実施すると見ているようだ。

 ポンドドルも一時1.25ドル台前半まで急落し、200日線もブレイクした。ここに来て市場では、英中銀の早期利下げ期待が急速に強まっており、FRBはもちろん、ECBよりも早く利下げに着手するのではとの見方も出ている。その場合、5月の政策委員会(MPC)での利下げとなる。ただ、その可能性はかなり低いと見られており、確率は10%程度となっている。その点については、金曜日の月次GDPや鉱工業生産のデータを確認したいところでもある。

 明日はバーナンキ元FRB議長のレビューが報告される。英中銀は経済予測の見直しとコミュニケーションの方法をバーナンキ氏に依頼していた。最近の報道では、予測の不確実性を示す方法として、現在のファンチャートからシナリオへの切り替えを提案する可能性が伝わっていた。

 これについてエコノミストからは「シナリオは有用なツールになり得るが、正しく導入される必要がある。シナリオは少数かつ反対意見も取り入れるべきだ」と述べている。「最も重要なことは金利見通しへの影響を示すことだ」とも付け加えた。問題は、政策委員会がそこまでやる気があるかどうかだという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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