ドル円は148円台後半まで上昇 円安が押し上げる=NY為替序盤
きょうもドル円は買い戻しが続いており、148円台後半まで上昇している。本日の21日線が149円台半ばに来ており、試しに行くか注目される。本日の為替市場は、ドル高は一服しているものの、円安がドル円を押し上げている模様。
春闘での経営側の回答が出揃い高い賃金上昇率が示されている。その中で、日銀に関する様々な観測報道も流れ、市場も来週の決定会合でのマイナス金利解除への期待をだいぶ織り込んだようだ。これまで、日銀を材料にした円買いの巻き戻しが出ているとの指摘も出ている。
マイナス金利解除とイールドカーブ・コントロール(YCC)終了が予想されているが、この先について日銀は慎重なスタンスを強調してくる可能性が高い。そうであれば、インフレがまだ高い米国との金利差は当分続くとの見方から、ドル円の上値追いは可能と見ているのかもしれない。
日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は149円に観測されている。
15日(金)
149.00 (11.1億ドル)
18日(月)
150.50 (9.0億ドル)
USD/JPY 148.87
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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