PCEデフレータも強そうで、利下げは延期されるのではとの見方も
本日は米インフレと失業保険申請件数に関する新たなデータが発表され、FRBにとっては利下げ先送りの論拠が増えたとの指摘が出ている。確率は低下しているとはいえ、市場ではなお6月の利下げ開始がコンセンサスとなっている。ただ、FRBが好んで参照しているPCEデフレータの算出に用いられるCPIとPPIの主要項目から判断すると、2月のPCEデフレータは前月に続いて強い数字になる可能性があり、FRBはより慎重になるのではとの予想も出ているようだ。一部のエコノミストからは11月まで利下げは延期されるのではとの見方も出ている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。