米10年債利回り上昇 米新規失業保険申請件数が予想以上に悪化=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:32)(日本時間05:32)
米2年債 4.813(-0.023)
米10年債 4.457(-0.037)
米30年債 4.611(-0.029)
期待インフレ率 2.343(+0.009)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは低下。この日発表の米新規失業保険申請件数が予想以上に悪化し、先週の弱い米雇用統計を追認する内容となった。申請件数は23.1万件と昨年8月以来の高水準。ただ、NY州の公立学校の春休みが影響したとの見方も出ていた。
なお、この日は30年債入札が実施され、最高落札利回りが発行日前利回り(WI)を下回ったことで利回りは下げの反応を見せていた。
2-10年債の利回り格差は-36(前営業日:-34)と逆イールドは再び拡大。
*米30年債入札結果
最高落札利回り 4.635%(WI:4.642%)
応札倍率 2.41倍(前回:2.37倍)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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