【海外市場の注目ポイント】2月の米小売売上高など
日本時間午後9時半に2月の米小売売上高が発表される。総合の大方の予想は前月比0.8%増、自動車を除いた大方の予想は同0.5%増となっており、前月比では、総合、自動車を除いて、どちらも2カ月ぶりに増加すると見込まれている。2月末に2月の米消費者信頼感指数が発表されており、前月から予想外の低下となっていた。米消費者心理が悪化するなか、2月の米小売売上高が予想を下回るようであれば、米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が強まり、ドルが売られる可能性がある。
また、日本時間午後9時半には2月の米生産者物価指数も発表される。総合の大方の予想は前年比1.2%上昇、コアの大方の予想が同1.9%上昇となっており、総合の前年比の伸びが前月の0.9%上昇から加速する一方、コアの前年比の伸びが前月の2.0%上昇から鈍化するとみられている。
さらに、このあとの海外市場では、欧州中央銀行(ECB)関係者が相次いで発言することになっている。日本時間午後6時40分にECB理事会メンバーのデコス・スペイン中銀総裁の講演、同午後8時にシュナーベルECB専務理事の講演、同午後9時にECB理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁の講演、同15日午前2時にデコス・スペイン中銀総裁の講演、同15日午前3時にデギンドスECB副総裁の講演、同15日午前3時半にECB理事会メンバーのストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁の講演が予定されている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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