テスラが下落 アナリストの警戒感が広がる 「成長のない成長企業」=米国株個別
(NY時間10:00)(日本時間23:00)
テスラ<TSLA> 173.52(-4.02 -2.27%)
テスラ<TSLA>が下落。アナリストの同社株に対する警戒感が広がっており、強気評価の割合が2021年4月以来の低水準まで落ち込んでいる。1月に同社が今年の成長は顕著に低下すると述べたことでセンチメントは悪化。同社株は今年に入ってすでに29%下落しており、S&P500企業の中で最悪のパフォーマンスとなっている。
今年の下落で、時価総額が2240億ドル以上が消え、S&P500の時価総額上位10社から外れた。本日もアナリストから、販売へのリスクが警告され、需要を高めるための値下げ戦略は効果を失いつつあると述べていた。EVメーカーの中核市場における成長が鈍化しているとして、投資判断を「売り」に引き下げた。テスラの販売台数は今年横ばい、2025年には減少すると予想している。「成長のない成長企業」と評している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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