ヒムズ&ハーズが決算受け大幅高 初の四半期ベースでの黒字決算=米国株個別
(NY時間13:54)(日本時間03:54)
ヒムズ&ハーズ<HIMS> 13.46(+3.21 +31.27%)
ヘルスケア向けのシステム開発を手掛けるヒムズ&ハーズ・ヘルス<HIMS>が大幅高。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株損益が予想外の黒字となったほか、EBITDAも予想を上回った。売上高は予想を若干下回っている。ガイダンスも公表し、第1四半期、通期とも売上高もEBITDAも予想を上回る見通しを示した。
同社は21年1月に特別買収目的会社(SPAC)と合併して以来、初の四半期ベースでの黒字決算を計上した。加入者数も50%近く増加し、154万人に急増。
アナリストは「同社は第4四半期に堅調な業績をあげ、経営陣がより堅調な利益への道を歩んでいることを証明した。そのため2024年に向けて予想以上の強い見通しを設定した」と述べている。また、「同社のリスク・リワードはバランスが取れていると見ている」とも付け加えた。
「新たな商品や差別化されたソリューションが加入者の拡大に貢献していること、新たなカテゴリーが今後数四半期または数年間はより顕著な貢献となるはずで、2024年のガイダンスの重要な要素であった」とも語っている。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.01ドル(予想:-0.03ドル)
・売上高:2.47億ドル(予想:2.49億ドル)
・粗利益率(調整後):83.0%(予想:81.9%)
・EBITDA(調整後):2060万ドル(予想:1550万ドル)
・総加入者数:154万人(予想:146万人)
・受注件数:230万件(予想:238万件)
(1-3月・第1四半期見通し)
・売上高:2.67~2.72億ドル(予想:2.53億ドル)
・EBITDA(調整後):2200~2700万ドル(予想:1450万ドル)
(通期見通し)
・売上高:11.7~12.0億ドル(予想:11.1億ドル)
・EBITDA(調整後):1.00~1.20億ドル(予想:0.74億ドル)
【企業概要】
ヘルスケア向けのクラウドベースのテクノロジーを設計・構築。セクシャルヘルス、脱毛・皮膚科、プライマリーケア、ビヘイビアヘルスなどの専門分野におけるケアの為に、独自のウェブサイト、遠隔医療プラットフォーム、電子カルテシステム、薬局との連携で、モバイルファーストのサービスを提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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