アッヴィが軟調 CVSがヒュミラを保険適用薬から除外=米国株個別
(NY時間09:56)(日本時間23:56)
アッヴィ<ABBV> 159.79(-0.67 -0.42%)
医薬品のアッヴィ<ABBV>が軟調。CVSヘルス<CVS>が4月1日から、同社の商業処方プランに加入している数百万人の患者の大半にアッヴィの主力薬である乾せん・リウマチ薬「ヒュミラ」を提供しないと発表した。その代わりに昨年発売された同薬のバイオシミラーが使用されることになる。
CVSはこのような方針変更を発表した最初の大手薬局給付管理会社(PBM)となった。アッヴィにとっては痛手であり、CVSはヒュミラのバイオシミラーを追加しても、ヒュミラ自体を保険適用薬リストに残すこともできた。
ヒュミラの売上は2022年に210億ドルを突破し、コロナワクチン以外では最大の医薬品となっている。アナリストからは、そのバイオシミラーの台頭により、ヒュミラの今年の売上は90億ドル程度まで落ち込むと予測している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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