NZの年間移民数が過去最高を記録 利上げ観測浮上 中銀は移民急増によりインフレ圧力高まる可能性を懸念
NZの年間移民数が過去最高を記録 利上げ観測浮上 中銀は移民急増によりインフレ圧力高まる可能性を懸念
NZの年間移民数は10月までの1年間で約12万9000人増加、これは過去30年間で最大の伸びを記録。
移民急増を受けNZ中銀の利上げ観測が浮上しつつある。NZ中銀のオア総裁とホークスビー副総裁は、移民の急増が家賃や住宅価格を押し上げインフレ圧力が高まる可能性を懸念している。たとえ、来年インフレが沈静化すると予想されていたとしても移民の急増は無視できないと語っている。
NZのインフレは低下しているものの、十分に減速していないことを懸念しているとして、NZ中銀は11月会合で金利を据え置いたものの、利上げも検討したことを明かした。
一方、ラクソンNZ首相は移民急増について、持続可能とは思えない、減少が始まると予想していると語っている。11日の報告によると10月の純入国者数は9300人で、昨年12月以来の低水準となり入国者数の勢いが失いつつある兆候だと指摘している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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