反落、OPECプラスの合意に失望=NY原油概況
NY原油先物1月限(WTI)(終値)
1バレル=75.96(-1.90 -2.44%)
ニューヨーク原油は反落。石油輸出国機構(OPEC)プラスの閣僚会合で来年初めにかけての自主減産の拡大が合意に至ったものの、合意内容が失望されたことから売りが強まった。事前の段階で最も楽観的な報道では、最大で日量200万バレルの協調減産の拡大が期待されていた。ただ、今回合意に至った原油の日量200万バレルの自主減産のうち、サウジアラビアやロシアの減産を除き、アラブ首長国連邦(UAE)のベースライン引き上げを考慮すると、減産の上積みが日量60万バレル程度にしかならないことが落胆につながった。
時間外取引で1月限は79.60ドルまで上昇し、約2週間ぶりの高値をつけたが通常取引開始後は売りが強まった。一時75.05ドルまで下落。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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