ダウ先物は下落 小売り企業の決算が期待外れ＝米国株

米株価指数先物（12月限）(NY時間08:39)
ダウ先物　35161（-64.00　-0.18％）
S＆P500　4551.25（-11.00　-0.24％）
ナスダック100先物　16022.00（-64.50　-0.41％）

　米株価指数先物市場でダウ先物が軟調に推移しているほか、Ｓ＆Ｐ５００、ナスダック１００も下落。感謝祭ウィークで様子見の雰囲気が強い中で、前日までの上げからの戻り売りが出ている。

　取引開始前までに発表になった小売り企業の決算が期待外れだったことも利益確定売りを誘発しているようだ。ただ、下押す動きもなく、本日も売り一巡後に買い戻しが入るか注目される。

　ホームセンター２位のロウズ＜LOW＞が時間外で下落。先ほど８－１０月期（第３四半期）の決算を発表し、既存店売上高の減収が予想以上だったほか、通期についても既存店売上高の見通しを下方修正した。パンデミック時のブーム後の大規模な住宅リフォームからの移行を強調している。

　家電量販店のベスト・バイ＜BBY＞も時間外で下落。取引開始前に８－１０月期決算（第３四半期）を発表し、クリスマス商戦を控える中で冴えない見通しを示した。小売業の他社同様に裁量支出の減少を反映している。

　本日は引け後にエヌビディア＜NVDA＞の決算が発表され、市場は大注目している。そのほか、ＨＰ＜HPQ＞も決算を発表予定。

　また、このあと日本時間０時に１０月の米中古住宅販売件数が発表され、５カ月連続の減少が見込まれている。

＊米中古住宅販売件数（10月）0:00
予想　391万件　前回　396万件

(NY時間08:49)　時間外
ロウズ＜LOW＞　195.80（-8.64　-4.23%）
ベスト・バイ＜BBY＞　65.10（-3.01　-4.42%）

アップル＜AAPL＞　190.80(+1.11 +0.59％)
マイクロソフト＜MSFT＞　374.40(+4.55 +1.23％)
アマゾン＜AMZN＞　145.55(+0.37 +0.25％)
アルファベット＜GOOG＞　137.66(+0.72 +0.53％)
テスラ＜TSLA＞　235.85(+1.55 +0.66％)
メタ・プラットフォームズ＜META＞　338.30(+3.26 +0.97％)
AMD＜AMD＞　120.65(+0.03 +0.02％)
エヌビディア＜NVDA＞　500.60(-3.49 -0.69％)

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美